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活動情報

一人でも多くの人がむし歯・歯周病の予防法を知り、一生健康なお口で過ごせるようになってほしい……。一般の方へ向けた歯を守るための情報発信や、歯科医療従事者に向けた最先端の予防歯科導入の啓蒙活動を行っています。

講演や取材のご依頼に関しては info@honto-no-yobou.jp 宛てにご連絡ください。その他、当NPOと連携したキャンペーン等のご相談も歓迎いたします。

これまでに実施した企画(一般向け)

講演会

2011年4月 「唾液とむし歯・歯周病」大阪
 就労支援団体スタッフと利用者を対象に口腔ケアを紹介
2011年10月 「むし歯予防選手権 」北海道
 スポーツイベント参加者にむし歯の原因を紹介
2011年10月 「リスクとセルフケア」大阪
 就労支援団体スタッフと利用者を対象に口腔ケアを紹介

出版

2011年7月 KPクリエイションズ「PAVONE」寄稿
2011年11月太陽電池教育研究室「太陽電池などによる東日本復興・私案及び原発と放射能の詳細」寄稿
2012年3月 精神保健ミニコミ誌「クレリィエール」寄稿
2013年3月 株式会社オーラルケア「あの人のお口がにおったのはナゼ?」監修
2014年4月 金原出版株式会社「小児科」寄稿
2014年6月 株式会社オーラルケア「歯みがきしてるのにむし歯になるのはナゼ?」監修
2019年5月 講談社FRaU「スウェーデンの予防歯科事情」取材協力

ウェブサイト

2018年11月 Communication Gear「Sakataモデル:すべての人々の健康のために」寄稿
2019年4月 モノレコ「歯ブラシおすすめ26選|種類や選ぶポイントも!【歯科医師が教えるリアルな歯の話付き】」取材協力
2019年4月 電動歯ブラシおすすめ11選!【歯科医師によるアドバイスや効果的な使い方も紹介】」取材協力

ラジオ

2010年12月 ラジオふらの「風の谷のモリシカ」ゲスト出演
2013年2月 ラジオふらの「風の谷のモリシカ」ゲスト出演

メールシステム

2013年4月~ Goodbye Perioプロジェクト合同企画
メールシステム「誰かに話したくなるお口の話メール」配信開始

アプリ

2019年6月 女性のための健康支援アプリ「LiLuLa」
コラム「清潔にしていても、性ホルモンによる歯周病に注意!」


これまでに実施した企画(歯科医療従事者向け)

講演会




2010年10月 「最先端の予防歯科を患者に提供する」北海道
 歯科医療従事者を対象に歯科先進国の現状を紹介
2011年3月 「生涯に渡る歯牙保存のための予防プログラム」アイルランド
 歯科公衆衛生修士課程の学生を対象に日本で実践されている予防プログラムを紹介
2011年5月 「患者が要求する予防のすべて」東京
2014年6月 「歯科臨床の近未来を展望する」大阪
 歯学部卒業生を対象に講演
2014年6月 「歯科臨床の近未来を展望する」山形
 スタディーグループを対象に講演
2014年7月 「歯科臨床の近未来を展望する」鹿児島
 鹿児島大学歯学部付属病院スタッフと学生を対象に講演
2017年10月 「歯科医療の未来~世界の歯科事情を通して」山形
 オーラルフィジシャン・チームミーティングで講演とディスカッション座長
2018年9月 「う窩のない未来への第一歩 ~LINEを応用して~ 」東京
 ACFF日本支部メンバーズ・カンファレンス で講演
2018年12月 「海外のPhD(博士)課程を終えて」東京
 OP倶楽部で講演
2019年1月 "Knowledge of caries risk factors/indicators among Japanese and Irish adult patients with different socio-economic profiles" アイルランド・ダブリン
トリニティ・カレッジで歯内療法講座のスタッフへ講話
2019年6月、7月 「次世代のためのカリオロジー 2.0」東京
 歯科医療従事者を対象に「2019 年 これからの予防歯科を考える シンプルで効果的 カリオロジーのトレンドを学ぶセミナー」で講演

出版

2010年12月 東京都予防医学協会「よぼう医学」寄稿
2011年1月 北海道医療新聞社「ケア」寄稿
2011年10月医歯薬出版株式会社「デンタルハイジーン」寄稿
2014年4月 株式会社オーラルケア「トータルカリオロジー」翻訳
2014年1〜4月 医歯薬出版株式会社「歯界展望」「歯科臨床の近未来像を展望する」寄稿
2014年6月 医歯薬出版株式会社「歯界展望」寄稿
2017年1〜2月 医歯薬出版株式会社「歯界展望」「スウェーデンにおける長期経過追跡研究の源泉を追う」 寄稿
2017年8月 株式会社オーラルケア「トータルペリオドントロジー」翻訳
2017年9月〜 大阪歯科保険医新聞「北欧の歯科医療最前線」連載
2018年8月 大阪歯科保険医新聞「治療から予防へ 歯科医療の未来を考える 合理性が導く予防策 」インタビュー
2018年8月、2019年4月 株式会社モリタ 「More Smiles」連載
2018年12月 Oral Diseases "International symposium defines the future role of oral physicians" 寄稿
2019年2月 株式会社クロスフィールド 「Dental World」寄稿
2019年3月 BMC Oral Health "The effect of mobile personalised texting versus non-personalised texting on the caries risk of underprivileged adults: a randomised control trial" 寄稿
2019年5月 株式会社オーラルケア「最新 小児歯科」翻訳
2019年6月 クインテッセンス出版株式会社「ザ・クインテッセンス」「個別化う蝕予防プログラムとモバイルヘルス」寄稿

ウェブサイト

2019年5月〜2019年11月 デンタルライフデザイン「ヨーロッパの果て、アイルランドに住んでみて」連載

調査・研究

2013年5月~ 日本の歯科医師、その患者、一般人に対して個別化う蝕予防を促進するための新しいストラテジーについて
2018年4月~ 科学的エビデンスに基づいた Okuizomé プロジェクト

2010年03月30日 インターネット新聞への寄稿

虫歯・脱歯をなくす「予防歯科」最前線 (上) 予防歯科関連知識

米国NASA 元研究員
日本工業大学 元教授
郷土文化継承保存会
菅原 和士

【はじめに】

 科学技術において、日本は先進国であることはよく知られている。しかし、全国民の健康に関わる「予防歯科」に関しては、日本は「後進国」であることは、あまり知られていない。予防歯科が普及すれば、いくつになっても虫歯や脱歯がなくなり、爽やかで清潔な口腔(こうくう)を保つことができる。日本の予防歯科の現状および歯科先進国との比較などを、「予防歯科」最前線の立場におられる歯科医師・西真紀子氏に聞いたので報告する [注1]。本稿では歯科に関する基本事項や用語も、一般市民に分かりやすいように解説する。注書きで示した参考文献は記事の末尾に記載した。


【口腔と全身の健康との相関】

口腔の汚れは口内炎、歯周病、虫歯などを引きおこす。さまざまな研究から、口腔の衛生状態は歯だけでなく、全身疾患とも関係があることが明らかにされている。例えば、歯の残存数が少ないと、うつや認知症などになりやすいとも言われている。義歯は、噛む力や口の衛生ケアが問題となることはよく知られている。義歯の汚れは誤嚥(ごえん)性肺炎を引きおこすこともある。自分の歯を多く残すことは、いつまでも食事を美味しく楽しむ必要条件であるばかりか、全身健康のためにもなる。


【虫歯・脱歯は老化現象ではない】

日本人の歯科疾患の実態調査(2005年)によれば、85歳以上で歯が一本もない人は40%であり、20本以上残っている人は8%、1本も抜けていない人は約0%である[注2、3]。よく「歯を失うのは老化現象」と言われるが、歯を失うこと(脱歯)は老化現象ではなく、ほとんど虫歯と歯周病が原因である。以下、虫歯になるメカニズムについて述べる。口の中には、炭水化物を餌にし、酸性物質を排泄するミュータンス菌などがある。このため口の中のpH値が低下し、歯の表面に「脱灰(だっかい)」が起こる。ここでpHはイオンの濃度の単位で、酸性、中性、アルカリ性を表す指標である。pHは“ピーエッチ”あるいは、ドイツ語流に“ペーハー”と読むこともある。pHが7のときが中性、7より小きいときを酸性、大きいときをアルカリ性という。

以下、「脱灰」について述べる。歯に生息する膨大なミュータンス菌などは、飲食物に含まれる糖分をエサとし、酸性物質を排泄する。歯の表面層にはエナメル質の薄い層があるが、こうした酸が、エナメル質の表層下からカルシウムを溶かし出す現象が「脱灰」である。しかし、「脱灰」した部分は修復される。食後30分から2時間くらいで、唾液中の成分により「再石灰化」が起こり、「脱灰」された部分が修復されるのである。「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れると虫歯ができるのである。したがって、飲食する「間隔」が短いと、「再石灰化」による「修復」が間に合わなくなり虫歯になる。飲食が1日に4回程度なら、格別、問題はないが、7回程度になると「再石灰化」は追いつかなくなる。「脱灰」を抑制するのがフッ素入り歯磨剤である。こうした歯磨剤をブラシングして歯面に付着させ、少量の水でウガイをする方法が効果的である。


【歯周病と虫歯】

歯周病も虫歯を引き起こす。歯周病の主な原因は、さまざまな細菌が集まった細菌の「薄膜」である。こうした「薄膜」を「バイオフィルム」という。このバイオフィルムの除去は素人的ケアでは無理で、専門の歯科衛生士が特殊な器具を用いてクリーニングする。


【北欧で虫歯を減少させた「虫歯学」】

スウェーデンなどでは虫歯が非常に少ない。その理由について述べる。まず、北欧では1950年代から、虫歯の原因に関する研究がなされ、そうした研究成果を虫歯治療に生かす学問が発展したのである。このような学問を「虫歯学」(カリオロジー)という。虫歯学では、虫歯になった歯を詰めるだけでなく、虫歯になる原因を究明した上で、治療するやり方である。1950年(昭和25年)と言えば、日本は終戦(1945年)間もなく、朝鮮戦争が起こった年でもある。このような時代には、日本には虫歯予防学は、ほとんどなかったのである。


【日本における「虫歯学」の遅れ】

虫歯の本数は、年齢と共に増加する。年齢ごとの一人当たりの虫歯本数は時代に依存するが、一般に5~9歳から徐々に増加する。ちなみに、5~9歳の虫歯の数は1975年に約1.5本であったが、1999年に約0.5本に減少している。一方、25~29歳の虫歯本数に関しては、1975年に約10本であったが1999年に約11.5本増加している。このように、日本では幼児期の虫歯は時代とともに幾分減っているが、大人になるにつれて、詰めたり被せたりした「治療済み」の虫歯本数は逆に増加傾向に ある。

虫歯は、初期の段階では自覚症状がなく、痛みを感じてから歯科医院を訪ねるケースが多い。歯の悪い所を削ったり、被せたりする処置はリハビリであって、虫歯の原因を根本的に直すものではない。残念ながら、「虫歯を見つけたら、削って金属などを詰めるのが治療法だ」という考えが、未だに、歯科医師の中に根強く残っている。安易に歯を削ったりする治療をやめ、口腔内の条件を改善することで虫歯を大幅に抑制することができるのである。日本では虫歯予防のために、定期的に歯科医院に通っている人は国民の約2%である。これに比べ、予防歯科先進国であるスウェーデンでは、大人の定期受診は80~90%で、子供の定期的受診は100%である。虫歯の発症や進行を抑制する予防歯科こそが大切であるが、日本では予防歯科に対する概念が定着していないのが実情である。


【日本における予防歯科『虫歯学』最前線】

上記のように、北欧においては1950年代から、虫歯になるメカニズムが学問的に研究された。日本では「虫歯になったら、削って埋める」治療がなされたが、北欧では、虫歯になる危険性(カリエスリスク)を見極めながら、虫歯にならないように予防する対策が採られたのである。

日本における予防歯科の第一人者として、熊谷崇歯科医師があげられる。同氏は酒田市の「日吉歯科診療所」の院長であり、NHKテレビで放映されたこともある。一般の歯科医院には、診察台が2台程度しかないが、「日吉歯科診療所」には22台もある。筆者が知る限り、この数は国内最大である。


【虫歯予防の「決め手」は乳歯のとき】

人は年齢により、虫歯が「できやすい時期」と「できにくい時期」がある。  以下、虫歯が「できやすい時期」について述べる。

 (1) 1~2歳 [最も危険な時期]  この時期は乳歯が生え始める時期であるため、大人の歯に比べて柔らかい。さらに乳児の飲食回数が多いため、口の中が酸性になりやすい。この時期に虫歯の原因となる菌の保有率が決まる。その意味で、1~2歳が最も危険な時期である。

(2) 5~8歳  この時期に、乳歯が永久歯に変わる。「永久歯生え始めの時期」である。最初に生える永久歯は第一大臼歯であり、「六歳臼歯」ともいう[注4]。乳歯が虫歯になると、永久歯に悪い影響を与えるばかりか、歯並びにも悪い影響を及ぼす。歯並びが悪いと、歯磨きが行き届かない部分ができ、虫歯を促進させる可能性が大きい。

(3) 中学~高校  この時期は、おやつなどを間食する時期でもある。以上(1)~(3)の時期が虫歯になりやすい「山場」である。この時期を越えて大人の歯になると、脱灰と再石灰化を繰り返し、酸に対する抵抗力が徐々に強くなる。

(4) 高齢期  虫歯リスクが再び高くなるのが高齢期である。年齢と共に歯ぐきが下がるため、歯根が露出してくる。この部分は酸に対して弱い。さらに、薬の常用などで唾液が出にくくなると虫歯になるリスクは大きくなる。いずれにしても、幼児期の歯の健康状態が高齢期の歯に影響を与える。「乳児期の歯の健康が決め手」である。


【「第一大臼歯」の虫歯は入れ歯への第一歩】

 「六歳臼歯」とも言われる「第一大臼歯」の重要性について述べる。まず、この歯は複雑な形状をしているため、完全に生え揃うまでに相当の時間がかかる。上あごの場合は、約1年弱かかり、下あごの場合は1年半弱かかる。奥にあるため、ブラシが行き届かなく虫歯になりやすい。このように、「六歳臼歯」は「かみ合わせ」と「歯並び」に関わる大切な歯であり、虫歯になる確率が高い。「第一大臼歯を虫歯にすることは、入れ歯への第一歩」でもある。


【育児方法と虫歯との関係】

2歳以下で虫歯を持つのは育児と関係がある。幼児期の虫歯をなくすには、次のようなケアが役立つ。

 (1) 乳歯が生え出た頃から歯科検診を受け、3~6ヶ月に一度の頻度で定期的にケアを受けるのが望ましい。乳児期の歯は虫歯の進行が非常に速く、短い期間に歯が全て虫歯になることもある。素人が「乳児に格別の問題がない」と思っても、歯科医で検診を受けるのが望ましい。

 (2) 授乳期が終わった後、寝る前に母乳やミルクを与えるのは、虫歯を作りやすくする。

 (3) 親が子供に「口移し」で食べ物を与えるのを時々見かける。虫歯の悪玉菌がミュータンス菌である。生まれたばかりの幼児の口にはミュータンス菌がないが、大人の唾液を介して、この菌が乳児に感染することがある。ただし大人に虫歯がなく、ミュータンス菌がほとんどなければ、「口移し」は基本的に問題はない。「口移し」が常に悪いのではなく、「大人の口の中」が問題なのである。

 (4) 虫歯予防は大人も子供も同じであるが、以下の方法で歯をケアすることが望ましい。

 ●フッ素入りの歯磨きで朝晩、2回磨く。

 ●甘いものを食間にとらないことが望ましい。甘いものを食べたい時は食事時間に食べるのがよい。

 ●食間の飲み物はお茶か水にし、スポーツドリンクやジュースは食事中に飲むのがよい。

 ●一日に、2~3回、キシリトールガム[注5]を噛むとよい。


【大人の歯のケア方法】

 子供の頃は「虫歯を作らないことが大切」であるが、大人になってからは「歯を健康に保つことが大切」である。虫歯の原因となるのがミュータンス 菌などであるが、一度、これらの菌が歯のくぼみなどに住みつくと、相当丁寧にブラシングしても減らすことが難しくなる。これらの菌の除菌は素人では困難なため、専門医による治療を必要とする。かかりつけの歯科医や歯科衛生士を持つことは有意義である。ただし、適切な予防歯科は専門技術を要するため、どこの歯科医院でもできるとは限らない。

 虫歯の治療にも注意が必要である。歯の表面層のエナメル質の深さの虫歯であれば、例え脱灰によって穴ができても、必ずしも進行するものではない。 

   虫歯治療のポイントは、悪い部分を必要最小限に小さく削り、小さく詰めることが基本である。必要以上に歯を削ったり、被せたりすると、隙間から菌が入り虫歯になりやすい。


【虫歯になりやすい人。なりにくい人】

虫歯になる危険性を「カリエスリスク」をいうが、このリスクは人によって異なる。中には、あまり歯磨きしないのに丈夫な歯を持っている人がいる。

 カリエスリスクに影響を与える要因として、下記のようなものがある。

 ●唾液の量

 ●口の中を中性に保つ唾液の能力

 ●ミュータンス菌の量

 ●虫歯を進行させるラクトバチラス菌

 ●飲食の回数

 ●プラークコントロールの程度

 ●キシリトールの使用頻度


【参考文献】

 [注1] 本記事は予防歯科最前線で活躍されている西真紀子歯科医師とのインタビューおよび私信に基づくものである。同氏は1996年、大阪大学歯学部を卒業された後、スウェーデンのマルメ大学でカリオロジー(虫歯学)を研究された。その後、国内予防歯科の最前線を行く「日吉歯科診療所」(所長:熊谷崇先生・山形県酒田市)に勤務され、現在、アイルランド・コーク大学大学院博士課程で「予防歯科」を研究されている。  

 [注2] 西真紀子、『よぼう医学』2009年9月15日、第434号。

 [注3] 監修・日本臨床矯正歯科医会、『歯と歯並びのなるほどBOOK』
     世界文化社、2004年。

 [注4] 歯の名称について。
歯の配列は年齢によって異なるが、約12歳以上の人の配列について述べる。    前のほうから、1番、2番、3番・・・と数える。1番から、中切歯(ちゅうせつし)、 側切歯(そくせつし)、犬歯(けんし)(別名:糸切り歯)、第一小臼歯(だいいちし ょうきゅうし)、第二小臼歯、 第一大臼歯(別名:12歳臼歯)、第二大臼歯(7 番目)、8番目が第三大臼歯(別名:親知らず)であるが、これは生えない人も いる。  

 [注5] キシリトール
キシリトールは天然の甘味料でトーモロコシの芯やシラカバ・カシなどから取     れる。カロリーは砂糖の約75%。口の中を速やかに中性に戻すので、歯の再 石灰化を促進する。また、虫歯の菌が酸を作りにくくする働きがある。1970年 代、フィンランドの医師が偶然にキシリトールの効果を発見した。 


続く

虫歯・脱歯をなくす「予防歯科」最前線 (下)予防歯科の普及を